今から50年以上も前の話です。
アメリカ合衆国にあるスーパーマーケットが、
「この電話番号に電話をかけると、なんと、サンタクロースとお話ができるよ!」
という、子供向けの電話ホットラインを開設しました。
ところが、ここで大きな間違いが起きてしまいました。
新聞に載せたそのホットラインの広告で、
電話番号を間違って載せてしまったのです。
その結果、サンタさんとお話がしたい子供たちが、
その間違った電話番号にかけて、つながってしまったのが、
中央防衛航空軍。
現在のNORAD(ノーラッド)、
「北アメリカ航空宇宙防衛司令部」だったのです。
NORADとは、アメリカ合衆国とカナダの2ヶ国が共同で創設している組織で、
両国へ空襲やミサイルなどの危険を監視するなど、
北アメリカの航空宇宙領域の防衛を任務としている軍事組織です。
そんなところにつながってしまった子供たちの電話。
その時、司令官ハリー・シャウプ大佐は、
「調べてみたら、サンタさんが北極から南のほうに向かったようですよ」と
電話の先の子供たちに教えてあげました。
サンタさん追跡の最新情報をもらった子供たち、大喜び。
それがきっかけとなって、NORADでは1955年から現在に至るまで、
レーダー、偵察衛星、ジェット戦闘機など、
最新鋭のシステムを使ってサンタさんの行方を追跡する、
「ノーラッド・トラックス・サンタ」という情報を公開して、
サンタさんの現在の居場所を答えられるようにしています。
軍事組織が、ですよ。
クリスマスイブにはNORADでは職員やボランティアの方が
電話やメールなどに対応しているのだそうです。
「ノーラッド・トラックス・サンタ」のホームページでは、
クリスマスイブの日にサンタさんがものすごい速さで世界各国を旅している姿を
生中継で見ることができるそうなので、皆さんもいかがでしょう。
■NORAD TRACKS SANTA
http://www.noradsanta.org/
軍事組織とサンタクロース。
全然関係のないこのギャップがステキですね。
でも最初にサンタクロースの電話を考えついた、スーパーさんもステキですけどね。
電話の向こうで、パソコンの画面の向こうで、
たくさんの喜んでいる人たちの笑顔が浮かびます。
「喜ばれる、夢のある仕事」というのを考えてみると、
何か大きく楽しんでもらえるサービスを考え付くかもしれないですね。
僕のお店もそんな会社にしていきたいです。

